
ウトロゲスタン(Utrogestan) 200mg <膣坐薬>
当院で一般的に移植周期で使用される膣錠の黄体ホルモン薬です。
主な手順
Step 1. 手指を洗います
カプセルを取り出す前に、手を清潔に洗います。
Step 2. カプセルを取り出します
シートからカプセルを1つ取り出します。
Step 3. 楽な姿勢をとります
座位、立位、仰向けなど、挿入しやすい姿勢をとり、膝を曲げます。
Step 4. カプセルを挿入します
カプセルを指でつまみ、腟の入り口に当て、人差し指や中指でできるだけ深くまでゆっくり押し込みます。
挿入後について
手を再度洗い、必要に応じておりものシートを使用します。
ウトロゲスタン(Utrogestan)は他の膣剤と仕様が異なるため、薬が出てきてしまうことがあります。
原因としては、以下の3点が考えられますので、ご確認ください。
① 膣剤を挿入する深さが浅い可能性がある
挿入時には中指を使用し、抵抗を感じる場所(子宮口)まで挿入し、さらに1/3程度奥まで押し入れてください。
② 子宮口が短いため出てきている可能性がある
この場合も、さらに奥までしっかりと挿入する必要があります。
③ カプセルのみが出てきている可能性がある
ウトロゲスタン(Utrogestan)のカプセルはゼラチンでできており、体温で溶けます。
しかし、中身だけが吸収され、カプセルのみが出てくることがあります。
この場合、お薬の中身はすでに吸収されているため、再度使用する必要はありません。