台湾入国の現状と見通し (11/25時点)
こんにちは、大新生殖中心です。
新型コロナの影響が長く続き、本日11月25日時点でも未だ台湾への入国制限が継続されています。
日本からも多くの方々が今後の緩和に向けて期待、そして不安な気持ちとともにお待ちいただいておりますので、現在の状況や今後の見通し等について、できる限り書かせていただきたいと思います。
なお、現在は台湾、日本ともにコロナの状況が落ち着いてはおりますが、今後世界的にどうなっていくかは判断できない部分もありますので、あくまで参考情報としてご覧いただければと思っています。
さらに、本日11月25日時点の情報を掲載しますが、今後新たな方針が入る可能性もありますので、最新の情報をご確認をお願いしたいと思います。
日本でも入国者の上限人数が引き上げられたり、事前申請により隔離期間の短縮できるようになるなど、制限が徐々に緩和されている状況です。
またオーストラリアでは、日本からの旅行者はワクチン接種完了と陰性証明で12月1日からは隔離不要となるなど、さまざまな国で渡航制限が緩和され始めており、今後の台湾の方針にも期待をしています。
台湾では感染が少ない状況が続いていることもあり、入国制限の緩和には政府も慎重になっている部分がありますので、あとは台湾の入国制限が「いつ頃」、そして「どの程度」緩和されるのかということが大きな焦点となってきます。
とはいえ、世界的にウィズコロナの社会へ徐々に移行していますので、台湾も必ず入国制限が緩和されるときがやってくることと思いますので、少しでも参考いただけるよう以下に情報をお伝えします。
現在の入国制限状況
台湾の有効な居留証を持っていない外国人の入国は停止されています。
なお上記以外での特例での入国可能対象は、留学目的の方のみとなります。その場合でも14日間の隔離滞在が条件となっています。
コロナの感染拡大から現在(11月25日)までの入国制限の流れ
2020年3月18日から:台湾籍を除く全ての外国人の入国停止。
2020年8月1日〜12月31日:医療中断者のみビザ取得の上での入国が可能に。※ビザ取得にかかる期間は4ヶ月程度、かつ入国後の隔離14日間あり。
1月1日〜2月28日:世界的な感染拡大により、再度入国停止。
3月1日〜5月15日:再度、医療中断者のみビザ申請での入国が可能に。
5月16日〜:台湾国内の感染拡大により、再々度入国停止。※7月27日からは、留学生のみ14日間の隔離条件付きで入国可に。
11/25現在、治療中断者についてもビザ申請は停止しており、まだ入国いただくことができません。
現時点のビザに関する情報)日本での大使館に相当する台北経済文化代表処の掲示
ワクチン接種状況
11月23日の時点で、1回目接種完了が76.7%、2回接種完了が49.5%となっており、本日時点では50%を超えていることと推定されます。
前回の投稿およそ2ヶ月前の9月21日では2回接種完了が7.3%しかありませんでしたが、台湾に到着するワクチンも次第に増えたことで接種スピードも加速しています。
このペースで進むと、来月末には2回接種完了が7割を超えることが予想されています。
なお、台湾で使用されているワクチンとその割合は以下の通りとなっています。(2021年11月20日時点)
日本で使用されているファイザー製、モデルナ製は台湾でも認可がおりているものとなりますので、入国制限が緩和された際にはその点はご安心いただけるものと考えております。
・アストラゼネカ製:48%
・モデルナ製:24%
・ファイザー製:23%
・高端製(国産):5%
今後について
中央感染症指揮センターはまだ世界的に感染拡大の状況であると見ており、また台湾のワクチン接種率が十分であると言えないことから、入国制限の緩和に関しての見通しはまだ発表をしてはおりません。
今後さらにワクチン接種が進む状況を踏まえ、いずれかのタイミングでの検討が少しずつされてくるものと思われます。
当院としては、治療を待つ多くの方々のご希望が叶えられるよう、そして医療目的の入国制限緩和がされるよう引き続き要望を出していきたいと考えております。
当院での治療をお考えの方へ
当院での卵子提供や着床前診断などの治療を検討されている方は、お問合せフォームよりご連絡いただければと思います。
入国制限の解除時期はまだ先となることとは思いますが、これまでの治療歴等を入力いただくオンラインフォームをご用意しております。
ご入力内容を当院の医師、看護師らと確認をし、事前に日本で受けておくべき検査項目をお伝えいたします。
また、治療を受けられる場合の流れもお客様ごとに無料で作成しておりますので、この期間に少しずつ準備を進めていくことをお薦めします。
ご質問、ご相談ありましたら、日本語でお答えいたしますので、お気軽にご連絡いただければと思っております。
2021年11月25日 大新生殖中心 Dashin Reproductive Center